みなさんこんにちは、HOW TO TRAVELです。
宮城県の県庁所在地であり杜の都として名高い仙台は、豊かな自然とアクセスの良さで人気の観光地の一つです。
伊達政宗公の史跡や日本三景、牛タンやずんだ餅といった仙台グルメ、、、、名物が多すぎて全部効率良く楽しむためにはどうすればいいの?という方のために本記事では1泊2日のモデルコースを紹介します。
私が実際に体験した日程なので満足いただけること間違いなし!ぜひ旅程の参考にしてくださいね。
- 仙台へのアクセス
- 1日目(12:00~13:00)旨味太助で牛たんに舌鼓
- 1日目(14:00~16:00)日本三景の1つ松島を愉しむ
- 1日目(16:00~17:30)瑞巌寺で歴史に触れる
- 1日目(18:30~19:30)ホテル周辺でせり鍋を堪能
- 1日目(宿泊)ホテルを取るなら仙台駅周辺に。オススメは仙台ワシントンホテル
- 2日目(9:30~10:30)仙台朝市で地元気分を味わう
- 2日目(11:00~12:00)仙台城から街を眺める
- 2日目(12:30~14:00)場外市場で海鮮ランチ&お土産購入
- 2日目(14:30~)帰路へ
仙台へのアクセス
仙台までのアクセスは以下の通りです。
- 東京⇔仙台:新幹線で1時間30分から2時間
- 大阪⇔仙台:飛行機で1時間10分
仙台国際空港から仙台市街までは車で30分ほどなので、空路陸路どちらにしてもアクセスの良い都市であると言えます。
私は関西在住なので飛行機を利用しました。これからご紹介するモデルコースはどちらでも対応できるように1日目の正午に仙台駅を出発する仮定で進めていきます。
1日目(12:00~13:00)旨味太助で牛たんに舌鼓
まずは腹ごしらえです。仙台名物牛たんというだけあってお店の数が多すぎて決められない、、、
そんなときには旨味太助にいくことを強くオススメします。なぜなら「歴史」「アクセス」「味」の全てで強く満足できるから!
旨味太助は「牛たん焼き」という料理の生みの親である佐野啓四郎の一番弟子であり娘婿である佐野八勇さんが営む老舗です。拠点になるであろう仙台駅から歩いて10分ほどの場所にあるため、到着後すぐに向かうことができます。
こちらは牛たんが4枚乗っている牛たん定食。テールスープと麦ご飯、野沢菜と共にいただくのが定番です。
注文が入ると布巾の下から肉の塊が出現。網に乗せて焼き上がる間に抜群のチームワークでご飯とスープが順に到着します。駅ビルやレストラン街への出店が増え最近は仙台じゃなくても食べられる牛たん。正直同じなのかな、、と思っていたのですが一口食べてびっくり。また牛たんのために仙台に足を運ぶことを強く決意するお味です。店内はあまり広くないのでピーク時には列ができることもありますが、回転も早かったです。(提供までのスピードがすごい!)
1日目(14:00~16:00)日本三景の1つ松島を愉しむ
日本三景という言葉を聞いたことがありますか?日本三景とは林春斎が記した「日本国事跡考」に登場し、古くから景勝地として親しまれている「松島」「天橋立」「宮島」を指します。
松島も仙台を代表する観光地として、仙台を紹介するテレビやガイドブックでは必ず取り上げられます。
るるぶ 仙台 松島 宮城'23 超ちいサイズ (るるぶ情報版地域小型) [ るるぶ 旅行ガイドブック 編集部 ] 価格:1,078円 |
ガイドブック買うならモバイル版としても持ち歩けるるるぶがオススメ!
松島までは仙台駅から電車で1時間、車で40分ほど。若干離れている&仙台空港とは反対方面なので時間にゆとりのある1日目に押さえておきたいスポットです。
松島とは松島湾に浮かぶ島々の総称であり、その数は260を超えます。その中でも一際目を引くのが松島海岸東に浮かぶ福浦島です。
福浦島へと伸びる福浦橋は「良縁スポット」としても有名なんだとか。福浦島へは歩いて渡れるので、是非橋の真ん中で良縁をお願いしましょう。
松島には食べ歩きスポットも多く、海岸沿いの道路では牡蠣や笹かま、ずんだスイーツなどが楽しめます。おすすめは「パンセ松島店」の牡蠣カレーパン。カレーと牡蠣という贅沢な組み合わせを堪能しましょう!
また、松島には海から島々を眺めることができる観光船が多くあり、ニーズに合わせて所要時間や船のタイプを選ぶことができます。
松島島巡り観光船の公式HPはこちら
陸地から見れる島の数は限られています。せっかく松島を訪れたからには、海からも景色も楽しんでみてはいかがでしょうか?
1日目(16:00~17:30)瑞巌寺で歴史に触れる
瑞巌寺は「松島青龍山瑞巌円福禅寺」という正式名称をもつ臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院です。天長5(828)年に慈覚大師円仁が開創した「天台宗延福寺」と伝えられており、衰退を経験したものの仙台藩主である伊達政宗によって再興を果たしたことから、伊達政宗ゆかりの地としても有名です。
「瑞巌寺本堂」と禅宗寺院の台所としての役割を果たす「庫裡」は国宝として指定されており、宝物館にも「本堂障壁画」や「五大明王像」「雲版」といった国指定重要文化財が所蔵されています。
これらの建物が厳かな雰囲気を放っていて最高なのはもちろんなのですが、私が最も圧倒されたのは参道脇にある「洞窟遺跡群」。供養塔や戒名が刻まれていることから供養場として使用されていたことが明らかになっているようですが、無数にある洞窟と高い壁に彫られた観音様はとても神秘的でした。是非足を運んでみてください。私も生きている間にもう一度必ず訪れたいと思っています。
注意点として、瑞巌寺は冬季15時30分に閉まってしまいます。季節によっては松島と順番を入れ替えるなどをオススメします。夏季の営業時間も17時までなの、訪れる際は先に本堂や庫裡を見学した後に洞窟遺跡群に向かいましょう。
1日目(18:30~19:30)ホテル周辺でせり鍋を堪能
さて、また1時間の道のりを経て拠点である仙台駅周辺に戻ってきました。
仙台のもう一つの名物料理といえばせり鍋。せりといえば春の七草や七草粥、、、といってもそれ以外の印象がない方が多いのではないでしょうか。
せりは仙台空港のある宮城県名取市の名産品であり、元和年間(1620年)に野生のせりの栽培をしていたという文献が残っているほど古くからせりが生産されてきたそうです。そんなせりをもっとメジャーな野菜に、もっとたくさんの人に楽しんでもらおうと作られたのが「仙台せり鍋」です。
せりは味だけでなく栄養も豊富。私は残念ながら夏期に訪れたため本場のせり鍋を堪能できなかったのですが、冬季に訪れた方はぜひ召し上がってください!仙台駅周辺にも多くのお店がありますよ。
1日目(宿泊)ホテルを取るなら仙台駅周辺に。オススメは仙台ワシントンホテル
これまで拠点として何度もお伝えしてきたのでお分かりかと思いますが、拠点として仙台駅徒歩圏内にホテルを取ることを強くオススメします。
仙台の観光地は遅くても17時に閉まってしまうところが多く、ご飯を済ませても19時半頃にはホテル周辺に戻ることになります。仙台駅近辺は夜まで空いているお店や居酒屋が多いので、ここにホテルをとれば遅くまで楽しむことができます。
オススメなのは「仙台ワシントンホテル」です。仙台駅から徒歩3分という抜群の立地。また、お手頃な価格にも関わらず全室バストイレ別(なんとシングルルームでも!)なので、お子様連れでも快適にステイができます。
2日目(9:30~10:30)仙台朝市で地元気分を味わう
仙台駅周辺に宿をとることをオススメしたもう1つの理由がこちらです。仙台朝市とは仙台駅から徒歩5分のところにある商店街で開かれる朝市を指します。朝市と言いながらも18時まで営業しているそうですが、朝訪れると全てが新鮮かつ種類が揃っているので朝いくことをお勧めします。
世界三大漁場の1つである三陸沖で取れた海産物や、名物コロッケ、ずんだ団子など食べ歩きができますが、観光向けというよりは地元の方向けに野菜や精肉、鮮魚などもたくさん売られているのであたかも地元民になったような気分が楽しめます。
私の個人的なお勧めは「花笠だんご本舗 おこわや」さん。
仙台ではずんだが有名ですが、馴染みのない他県民からするといきなりずんだ餅やずんだシェイクに挑戦するのは気が引ける、、、というのが正直なところ。そんな時にチャレンジしやすいのはここのずんだ団子。枝豆、砂糖、塩だけで作られた純粋なずんだをお団子という少しの量から試すことができます。
海産物エリアでも気になったものをすぐに食べられる簡易ブースが用意されています。みなさん優しく声をかけてくれるので、宮城名物の「ホヤ」や岩牡蠣などたくさん堪能してくださいね!
2日目(11:00~12:00)仙台城から街を眺める
政宗公騎馬像も松島同様ガイドブックの表紙によく取り上げられるので、見覚えのある方が多いかもしれません。仙台城に行かずして仙台を語れないということで、仙台城跡にやってきました。
伊達62万石の居城である仙台城(青葉城)、関ヶ原の戦い後も敵対していた上杉氏との戦いに備え、攻防のし易さから丘陵地に築かれたと言います。残念ながら明治の火災によって建物のほとんどが焼失し、現在は城跡のみが残っていますが、資料展示館では青葉城復元映像を見ることができます。
標高130mから見る仙台の街並み。伊達政宗も見た景色を楽しんでみませんか?
2日目(12:30~14:00)場外市場で海鮮ランチ&お土産購入
朝市とは別の場外市場で仙台の恵みを堪能しましょう。食べ歩きとは別の魅力、、たまりません。
仙台場外市場「杜の市場」とは、かつて農業に携わっていた斎藤オーナーが「東北の農村・漁村を元気にしたい」「東北の食材を全国に発信したい」という思いのもと仙台市中央卸売市場近くにオープンした市場です。
鮮魚・水産加工品から物産品まで31店舗が揃っており、食事からお土産選びまでここで済ませることができます。
おすすめなのが「魚河岸処 仙」、ここでは素材にこだわった海鮮丼やお寿司がとってもお値打ちな価格で味わえます。例えばマグロは全て冷凍ではない生マグロを使用。市場だからこその魅力です。
こちらの海鮮丼は1100円。他にも生マグロ丼が税込1000円など、信じられない価格でいただけます。蛤の入ったお味噌汁がおかわりし放題なのも嬉しい。
お腹が満たされた後はお土産を探しましょう。宮城のみならず福島や山形といった隣接しているフルーツ大国から寄せられたフルーツがたくさん並んでいます。私はプリプリのシャインマスカットを800円で購入しました。味も最高なのに相場の半額以下で手に入るなんて最高です。空路で帰る場合も国内線であれば機内に問題なく持ち込めるので家族や友人へ東北旅行のお裾分けをしてみてはいかがでしょうか。
2日目(14:30~)帰路へ
最後まで完璧な旅にするために余裕を持って仙台空港、仙台駅へ向かいましょう。仙台空港、仙台駅には仙台名物の蒲鉾店やずんだシェイクで有名なずんだ茶寮があるので、時間ギリギリまで仙台観光が楽しめますよ。
いかがでしたでしょうか。仙台の名物名所を限られた時間で堪能するために是非この記事を参照してみてくださいね。